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平成16年度通常総会が、チサンホテル大利根で午後6時より開かれ、総会は規約に従い、15年度事業報告・収支決算報告及び監査報告について審議された後、満場一致で承認され、16年度事業計画(案)、収支予算(案)等も満場一致で承認されました。 |
来賓には根本市長、梨会頭、黒川専務理事他多数の方々をお招きし、ご祝辞を頂きました。 |
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梨会頭のご講演を一部ご紹介致します。 |
1603年に幕府が開かれてから、400年。 |
その間の商業も上方中心から江戸へと移り変わり、人口100万の当時世界一の都市になると“江戸っ子”が現れます。 |
“江戸っ子”すなわち、江戸城の天守閣が見られ、擬宝子(ぎぼし)のある橋(現在の銀座通りにかかっていた日本橋・京橋・新橋)の間で生まれ、金離れがよく、けちでない、物事に執着しない、ある程度教養があり、芸事をたしなんでいる。 |
“おかみさん”にも女将(井戸端会議等している人)と内儀(大店の奥さん)の2通りがあります。 |
“粋”について |
あか抜けている、洗練された美しさを伴い、人情・世情に通じている。物事の道理をわきまえている。財力はあるが誇示しない。目立ちたがらない。一歩引いている。未練たらしくない。 |
女性の和服にも“粋”な柄と色があります。 |
仕立てが四角、直線で曲線を包み込み、模様は縦縞でけっして交差しない。平行線で縦縞。粋な色は藍・紺・江戸紫・・・・・代表的な色は紺 |
“江戸っ子の言葉”は一歩引いていて、‘こざっぱりしている、‘こ利口、‘こばかにしている、‘こ鼻、‘こ耳、‘こ腰を屈む、‘こ奇麗・・・等、頭に‘こがつく。 |
上方の言葉は誇張していて、‘ど根性、‘ど偉い、‘ど派手、‘ど素人、‘ど阿呆・・・等、頭に‘どがつく。 自分の町に敬語を使うのは江戸だけ、“お江戸”というのも徳川様のお陰、人情に厚く、恩義を感じている現れである。 |
以上梨会頭のユーモアを交えた楽しいご講演でした。 |
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