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「2021年の新春を迎えて」 野田商工会議所 会頭 茂木佐平治

会頭 茂木佐平治

 新年あけましておめでとうございます。コロナ禍の新しい年明け、いかがお過ごしでしょうか。

 昨年は野田市においても、コロナウィルス感染拡大の影響で、ほとんどの行事が中止あるいは延期となりました。年が明けても状況は変わらず、マスク着用、手洗い励行、三密を避ける行動に徹している状況です。

 昨年を振り返りますと、例年二十万人を超える来場者がある「さくらまつり」は10日間に短縮、同様の来場者がある「つつじまつり」は中止、みこしパレード、躍り七夕、フードフェスタなども軒並み中止、産業祭はスマホなどを使ったバーチャルで実施するなど、多くの事業が中止または縮小となりました。
また検定試験もそろばん、簿記、販売士、電卓などは上期の試験を中止。本年の新春講演会、賀会、各懇談会などもことごとく中止となりました。逆に経営改善貸付の審査は二・六倍、個別相談も一・五倍に増えており、経済の困窮の状況が窺えます。

 極端な考え方もあります。何もしないで家に閉じ籠り、人との接触を避ける。そうすれば安心、無駄なお金も使わないで、いいこと尽くし。
 でもそれでいいのでしょうか?それだけでは、人生ワクワクしない、楽しくない。さらに経済が縮んでしまいます。

 我々は、感染防止のための「マスク、手洗い、三密を避ける」ことを徹底することで、リスクを減らせることを学びました。この防止策を徹底し、最善の注意を払った上で、前向きに積極的に生きようではありませんか!

 そんな思いを野田のまちづくりに向けてみましょう。まず、野田市駅前の再開発。今年三月には、東武線が高架になり新しいホームに電車が発着します。そして駅前広場が整備され、徐々にではありますが、野田市駅前および愛宕駅前の再開発が着々と進みます。

 さらに都市高速鉄道東京8号線については、野田市が検討を進めてきた「整備検討調査報告書」が出来上がりました。野田橋周辺に新駅ができ、現在の野田市駅との間のまちづくりの構想が示されております。二つの駅の周辺の賑わい、新たなまちづくりの構想に、大きな『夢』が膨らみます。

 コロナ禍で大変な時代ではありますが、みんなで心を一つにして、健康で、豊かで、夢のある社会を創っていこうではありませんか。現実をきちんと見据えたうえで、明るい将来図を描く。そんな野田市の商工業の発展を目指したいと思います。
 本年も皆様のご健康とご多幸をお祈りして新年のご挨拶といたします。


 令和三年一月吉日        

野田商工会議所 会頭 茂木 佐平治 

更新日:2021年01月05日 カテゴリー:新着情報, 野田商工会議所の概要, 野田商工会議所事業のご案内

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